2017年1月9日
両親はインフルエンザのワクチン接種を毎年受けている。今年もちゃんと受けている。でもだめな時はだめなのだ。インフルエンザってそういうもの。でも、父がインフルエンザに罹患するなんてワクチン接種を受けるようになってから初めてのことで、両親はかなり動揺している。特に母が。
住み慣れた家にいれば近所の人に助けてもらえたのに、こんなとこに引っ越してくるんじゃなかった、と電話の向こうで母が泣いている。なにかが間違ってる。でもめんどうくさいから、反論しないでおく。と言うのも、私も体がだるいのである。インフルエンザがうつった、という気がする。
弟は朝から仕事に行かねばならない。私は体調が悪い。窮地を救ってくれたのは夫である。私のかわりに看病に行くと言って、彼は仕事用のノートパソコンを抱えて出かけて行った。感謝感謝。
午後になって、夫から電話がかかってきた。父はぐーぐー寝てるから大丈夫。問題は母で、どうも高熱が出てきたらしい。抗がん剤の投与を受けていて、熱が出たらすぐ病院に来なさい、と府立医大の主治医に言われている身である。私は府立医大に電話をかけ、母を府立医大に送り込むことに決めた。夫に送迎を頼む。
府立医大での診断はやはり、インフルエンザ、であった。注射を受けて帰宅しなさいと言われたらしい。と、ここで、付き添っていた夫の体調が激変した。どうもインフルエンザがうつった、という気がすると夫が言う。あら大変。
ふらふらする夫に母の介護は無理だろう。彼はすぐに帰宅することになり、次に駆り出されたのは弟の妻である。
ごめんなさい。あとはよろしく。
コメント