2018年7月11日
母が無事に退院した。おめでとう。
帰宅してから母は際限なく転居先の不満を口にし続けている。
伏見みたいな田舎に行くのは嫌
府立医大から遠い
あんなとこへ行くなんて情けない
もう生きててもしょうがない
ごめんなさい。私は切れました。体調の悪い病気の高齢者に怒るなんて最低、と思いながら怒ってしまった。”もう、いい加減にして”
田舎?ほとんどどこへも外出しないのに都会も田舎もあるもんか、と思う。しかも田舎じゃないし。医大から遠いって言うけど、ほんのちょっと前まで暮らしていた家は医大からもっと遠かった。ごてりゃいいってもんでもない。
実を言えば、今回の関係者の中で私が一番真剣にこの家に父を帰らせることを検討していた。父にも一時帰宅を試してみようと提案した。でも、父自身が”今はまだ無理”と言って一時帰宅案を拒否した。病院関係者も弟達も帰宅は無理だと結論づけている。もちろん、父と母が別居するという選択肢は残されている。とは言え、弟が母とじっくり話合って、別居はしないと母が決めたと聞いた。じゃあ、どうするの?変化は辛い。それはわかるけど、こんなこといつまで続ける気だろう。
辛くても、明日は父の病院でミーティングがあり、その後に先日契約した老人ホームの施設長とケアマネージャーが来訪、面談を予定している。母も同席することになっている。
事は前進している。でも私はひとつだけ逃げ道を用意することを考えている。しばらくの間、今の家を借り続けておくことだ。老人ホームの暮らしがどうしてもだめだとなった時に帰る場所を確保するために。賃貸料はかかるけど保険としては安いものだと思う。
コメント