2018年10月29日
月に一度の府立医大診察の日。今日は大丸に行きたいと言って父もついてきた。父は杖を持たずに出発しようとするし、母の診察待ちの間にバスに乗って大丸へ行くと言うし、もう何がなんだか。困ったもんである。
今日も医大は激混み。診察は午後にもつれ込むということで、母を待合室に残し父と二人でタクシーに乗って大丸へ行った。7階のお蕎麦屋さんでざる天定食を食べ、地下の食料品売り場を歩く。いつものコース。まだ少ししか歩いていないと思うんだけど、父の足は途中から動かなくなってしまった。よろよろ。
午後になってやっと診察の順番がまわってきた。観察している癌マーカーは3種類あるのだが、そのうちのひとつが上昇している。極端ではないけれど何かが疑わしい。無視もできないのでPET検査してみましょう、と主治医が言う。
20年間も治療しているのになぜ治らないのかと母が主治医に問う。乳がんは慢性疾患のようなもので、今の医学で完治は難しい。いかに抑えて日常生活を続行させていくかが大切なのだ。悪化せず20年間こうして生きてこられたことが成果だということだろう。主治医は毎度同じことを聞く母に何度でも丁寧な説明を繰り返す。医者って大変な仕事だなあと、それだけ見てても思う。
PET検査の予約を取って今日は帰宅する。
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