2018年4月6日
お昼前に病院を訪ねると、父はリハビリの真っ最中で、座って足のマッサージを受けていた。腰を立たせて座るのがやっと、という感じ。
リハビリ後は昼食。ものすごく苦労しながらスプーンを握って父が食事をする。口まで食事を運ぶのが難しそう。たくさん取りこぼしながらの食事が終わると、なんだかスイッチが切れたみたいに動かなくなってしまった。反応も鈍い。眠い?脳に血が通ってない?なんだかよくわからない。
看護師さんに聞くと、しっかりしている時とぼんやりしている時の波があるらしい。まだら認知症?父は自分の状況がわかっていないのではないかと思う。魂がどこか遠くに行ってしまって身体だけここにあるみたいな、不吉な感じが漂っている。
春の雨が降っていた。シャツの替えが必要とのことだったので、帰りにしまむらで買い物をする。しまむらって安くて品数があって本当に役に立ってくれる。ありがたい。
例によって道に迷いながら自宅に戻って、よれよれの父のことを考えていると泣けてきた。脳梗塞をおこしてわけのわからない状況に陥っている父。もしかしてもしかすると救急車をさっさと呼んでいれば後遺症はもっと軽かったかもしれないのに。頑固で無意味な理由で救急車を呼ぼうともしなかった両親が惨めに思えて悲しく腹が立つ。納得できない。なんなんだ、この状況は。こんなこと考えても無駄なのに。私はなぜ号泣しているのだろう。
きっと自分で思うより疲れていたのだろう。思い切り泣いて少しすっきりした。
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