不満を解消したい

両親

2018年8月27日

どうにかして少しでも快適にしてもらいたい。だから私は次々と作戦を考え出す。

朝ごはんは食堂で提供される朝食を欠食して二人で部屋で食べるようにしてはどうか。
朝食は特別食のパンにすれば気にいるかと思ったけど、あんな不味いパンで月に2600円も取るのかと怒りだしたからもう手に負えない。欠食させるしかない。朝昼晩と提供される食事が不満なら、せめて朝食でガス抜きしてやりすごして欲しいと思う。冷蔵庫も電子レンジもあるのだから簡単な食事なら両親の好きなように作れる。パン、バナナ、野菜サラダ、スープなどを私が運んで冷蔵庫にストックすることにする。

ホームの制度として朝食だけ欠食し支払いを免除することはできないと施設長に言われた。一日三食を全部欠食する場合にのみ食事代の支払いが発生しないという制度らしい。朝食だけ欠食するという利用者なんかいないのだろう。こんなことをすると食べない朝食代を払い続けることになってしまうが、それでもかまうもんか。これでちょっとでも不満が低減できるなら安いものである。

次に大きな問題は洗濯である。このホームに入っている洗濯屋さんは確かにあまり良くない。薄手のブラウスなどを洗濯に出すと目も当てられないほどしわくちゃになって返却されてくる。タオルなどの繊維の傷みが早い。母は返却されたブラウスをもう一度水にくぐらせてハンガーに吊って部屋干ししている。不自由な手で適当に絞るだけだから水が滴って床が濡れている。良くない。まったく良くない。もうあきらめた。私が全部洗濯する。

洗濯代は一人あたりひと月に6000円程度支払っている。夫婦二人で月12000円である。これを一人分の契約に変更して、基本的に洗濯物は私が持ち帰ることにする。私も体調が悪かったりしていつも洗濯できるとは限らないから保険として一人分の洗濯契約は継続しておく。この方法を施設長に提案したら、”それはいいですね”なんて簡単に了承してくれた。我が家には両親の洗濯物を追加で干すスペースが無いから、この機会に乾燥機を導入することに決めた。乾燥機代は両親に支払ってもらうことにする。

これでどう?

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