2018年4月22日
父は以前からマキタの充電式掃除機を愛用していた。父が入院して母が掃除機を使うことになったが、この掃除機は駆動中に継続してスイッチを押し続けなければならないし、バッテリーの取り外しに力が必要で、力のない母には使いこなせない。掃除機が使えない、掃除ができない、と母から弟に訴えがあったので新型に買い替えることにした。新型の掃除機はバッテリーが内蔵され充電時にバッテリーを取り外す必要がないし、電子スイッチを軽く押せば駆動する。これなら楽に使えるだろう。早速注文しておいたところ、昨日私の家に新しい掃除機が届いたので、今日、母の家まで届けることにした。
母の家へ行く前に父の病院に寄った。今日も父はゴディバのココアを飲んでご機嫌だ。右足が自らの意志で動くようになってきた。ベッドから車椅子、車椅子からベッドへの移動時になんとかつかまり立ちもできるようになった。膝がかくかくするので介助は必要だが、それでもなんとか自力で立てるようになったのだ。素晴らしい。受け答えのレスポンスも上がってきた。さらに素晴らしい。
母の感情の波はまだ穏やかにならない。今日は散歩を勧めた弟に切れたらしい。しんどいのに散歩なんかできない、ということらしい。でも散歩を勧めているのは府立医大の主治医である。少しは歩かなければ足が弱るばかりだから歩きなさい、と主治医に言われていた。母は主治医にも腹を立てている。医者は私の気持ちなどわからない、と言う。散歩も顎の手術も拒否したいのにみんなで勧めてくるから、もう全員が敵である。
誰かが母を抱きしめて慰めるべきなのだろう。でも誰もできない。私の家族の大問題。
コメント