2017年7月24日
京都の祭り、と言えば祇園祭。
なんとこの夏、両親はマンションのベランダから祇園祭の還幸祭行列を見ることができたのである。なんて素晴らしい。中京区に住んでこそである。
母は京都市内で生まれ育ったし、結婚当初は堀川今出川の公団住宅に住んでいた。勤務地も京都市内だったので、京都市には特別な親しみがある、と思う。その後長く暮らしたのは京都市郊外の乙訓地方だった。電車に乗れば京都市内まで20分以内で行けるけれど、市内で暮らすことへの憧れはずっとあったのではないか。
今回、京都市内、それも中京区に暮らすことになってときめかぬはずはなかったと思う。でも、ちょっと遅すぎた。もう少し若くて、もう少し体の自由があってあちこち歩き回れたなら、もっと京都市内の暮らしを楽しめたであろうけれど、今や歩いて行動するのは辛い状態になってしまった。
おまけに、マンションの前の道は結構細く一方通行で、タクシーもあまり入ってこない。では、交通量は少ないかと言えば、そうでもない。気を抜いて歩いていると車に轢かれそうになってしまう。散歩するするにも気を遣うから、母はほとんど外に出ようとせず、スーパーもコンビニも遠い、ここは田舎か、などと愚痴ばかり言っている。
私は、街中暮らしを堪能するなら若いうちだとつくづく思った。
そんな状況だったけれど、祇園祭りがベランダから見えた。これは嬉しい。ときめきマックス。楽しいことがあって本当に良かった。
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