2017年8月23日
私達夫婦が二世帯住居で同居している夫の母は、体温低めの人でしょっちゅう風邪をひいてるけど、大きな病気はしたことがない。園芸が大好きでいつも庭で太陽を浴びているからか、80歳手前の年齢としては元気な方だと思う。
その義母が健康診断で子宮がんの疑いあり、と言われた。病院へ行って精密検査を受けなければならない。”私、もうあかんねん”って親戚の人に電話している母の声が聞こえる。あらあら。かなり心細そうなので、病院まで付き添うことにした。
精密検査は手術室で麻酔をかけて実施するということで、なかなかに物々しい雰囲気になっている。異常なしの結果になる確率の方が高いと担当医から説明があって、私としてはなんとなく大丈夫なんじゃないかという気がするけれど、義母はすっかり重病モードで、”ここまできたら何事もない、なんてことはあり得ない”なんて言って深刻な顔をしている。
手術室へ向かう義母をがんばってね、と見送って私は待合室で時間を潰す。
・・・2時間・・・
麻酔からゆっくり覚めていく義母を前にして、担当医から結果報告を聞いた。
”特に問題はありませんでした。”
良かったね、お母さん。大丈夫だったって。
麻酔が覚めるまでのんびりと待つ、午後の病室。
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